カテキンの糖尿病予防・改善効果

カテキンはポリフェノールの一種で、主にお茶にある苦味のもととなる成分です。インド産のアカシア・カテキュー(マメ科アカシア属)の樹液から採れるもので、茶葉中に4種類存在することがわかっています。煎茶や緑茶、また日本人に馴染み深い柿の葉茶などに多く含まれています。

カテキンが糖尿病予防・改善に
おすすめの理由

カテキンは腸からの糖の吸収を抑える働きがあるためです。通常、糖は分解酵素によってブドウ糖に分解され、小腸から体内へと吸収されます。カテキンは、糖に働く分解酵素の作用を阻害し、分解を防止。ブドウ糖になれない糖は、吸収されずに体外へと排出されることになります。糖の吸収を抑え、血糖値の上昇を抑えることに繋がります。

カテキンの健康効果とは

抗酸化作用

抗酸化作用によって活性酸素の働きを抑制でき、さまざまな病の予防につなげられます。活性酸素とは酸素を利用して生活することで自然と体内に増えるやっかいな物質のこと。毒性があり、体内の細胞を酸化させることで老化や病気を促進させてしまいます。カテキンには毒性のあるスーパーオキシドや一重項酸素と言われる活性酸素を無毒化する働きがあります。

抗ウイルス作用

抗菌・抗ウイルス作用があり、風邪予防にも効果的です。インフルエンザなどのウイルスは体内に入ると、決められた細胞にくっつく性質があります。カテキンはその細胞への接着を阻害する働きを持っている成分。ウイルスは細胞内での増殖が難しい状態になるため、免疫力が高まります。

コレステロールを下げる

カテキンは食事中のコレステロールの吸収を抑え、排出を促す作用があります。動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞の原因となるLDLコレステロール。2種類あるコレステロールのうち、カテキンはLDLコレステロールの吸収のみに作用する特徴があります。血液中の余分なコレステロールの輩出を促すHDLコレステロールには影響しないため、相乗効果で動脈硬化や心筋梗塞の予防になります。

カテキンに含まれる成分・栄養素

カテキン類

煎茶の渋味成分であるカテキン類。緑茶に含まれるエピカテキン・エピガロカテキン・エピカテキンガレート・エピガロカテキンガレートの4種類が代表的です。タンニンという名称で親しまれることも。コレステロールの低下や抗菌作用のほかにも、細胞のがん化防止、虫歯予防といった効果が報告されています。

カフェイン

煎茶に含まれる苦味成分のもとのなるのがカフェインです。錯覚作用・利尿作用があるのが主な特徴。眠気を防ぎ、集中力を高めたり、運動能力を向上させる効果が期待できます。その他、強心作用・頭痛緩和・消化促進も助けてくれると言われています。

テアニン

煎茶の旨み成分であるアミノ酸は現在20種類ほどあるといわれていますが、その半分を占めるのがテアニンです。近年の研究からテアニンには精神を安定される効果があることが分かってきました。興奮抑制効果・PMS抑制作用も持ち、お茶から抽出したテアニンを利用した精神安定剤の開発も盛んです。

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カテキンのおいしい飲み方

カテキンは煎茶や緑茶、また日本人に馴染み深い柿の葉茶などに多く含まれています。カテキンをとるなら高温でサッと入れるのが最適。80℃以上の高温のお湯によく溶け出すため、急須に熱湯を注いでつくりましょう。蒸らし時間が長いと苦くなりすぎてしまうので要注意。通常の蒸らし時間より少し短めにすると、おいしく仕上がります。

カテキンの副作用・注意点とは

タンニンが豊富に含まれているため、飲みすぎたり飲むタイミングが悪かったりすると、貧血を起こす可能性があります。タンニンは鉄とくっつきやすく、食事で摂取した鉄分の吸収を阻害してしまうためです。また、緑茶にはシュウ酸も含まれているので、摂取しすぎると尿路結石になる可能性があります。