ワイン

メタボリックシンドロームや生活習慣病に悪影響を及ぼすイメージがある「お酒」ですが、ワインはお酒の中でも健康効果が高い飲み物として知られています。ワインを飲むことで期待できる健康効果と、飲んでも良いとされる基準の量をチェックしていきましょう。

ワイン

ワインの健康効果とは

動脈硬化の予防になる

赤ワインの中には「ポリフェノール」が含まれています。ポリフェノールには「抗酸化作用」と言って、細胞を老化・さび付かせる「活性酸素」を抑制する働きがあります。赤ワインを飲めばポリフェノールの働きによって、悪玉コレステロールが酸化するのを防ぐ働きがあるのです。悪玉コレステロールの酸化は動脈硬化の原因とし挙げられる点ですから、赤ワインを飲む習慣で動脈硬化の予防が期待できます。

ワインに含まれるポリフェノールの量は、より熟成されたものであることがわかっています。もし動脈硬化の予防効果を期待してワインを飲むのであれば、なるべく熟成の進んだワインを選ぶのがおすすめです。

認知症の予防になる

ワインに含まれているポリフェノールには、「レスベラトロール」という成分が存在しています。レスベラトロールはボルドー大学中央病院の疫学研究として、すでに記憶力の回復や認知症・アルツハイマー病のリスク低減に繋がるというデータが取れています。このためワインによるポリフェノールの摂取で、認知症や脳の老化予防が期待できるというわけです。

研究報告では、1日に3~4杯程度のワインの飲酒習慣がある人に、認知症・アルツハイマー病の羅患率や死亡率が低いという相関関係も発見されているほど。ただし1日に5杯以上の飲酒習慣がある人は、過度な飲酒となり死亡率が上がるため注意が必要です。適度な量を守っていれば、ワインの習慣で認知症をはじめとする脳の病気リスク低下が期待できるでしょう。

血圧を下げる

血圧が上がると高血圧や心筋梗塞、脳梗塞など様々なリスクが懸念されます。血圧の上昇にはストレスや塩分過多などが挙げられますが、塩分の摂りすぎにはカリウムがおすすめです。カリウムには利尿作用があるため、尿と共に摂りすぎた塩分を排出する効果が期待できるのです。

赤ワインにはカリウムが豊富に含まれているため、塩分過多で血圧が高い人が赤ワインを飲むことで、血圧を低下させる効果が期待できます。食事と一緒に赤ワインを合わせれば、体内の塩分を調節して、高血圧の予防に繋がるでしょう。カリウムの摂取で余分な塩分が排出されれば、体のむくみを予防することにも繋がります。ポリフェノールも含まれていることから、体全体の調子を整えて血液をサラサラにする効果も期待できるでしょう。

ワインは血糖値を下げることができる

ワインには糖尿病のリスクを低減させる効果も期待できます。週に7杯以上のワインを飲む人だと、週に1杯を飲む人と比べて2型糖尿病リスクが最大30%も低下したというデータが見られています。ワインを飲むと、糖尿病と直接的なかかわりのある決闘、ヘモグロビンA1c、脂質代謝が変化するとされています。また、ワインに含まれているエタノールの作用も血糖の改善効果に繋がっています。

血糖値を下げる飲み物は
他にどんなものがある?

どのくらいまで飲んでもいいのか

ポリフェノールやカリウムなどの有効成分が多数含まれていることは確かですが、ワインもお酒であることに変わりはありません。アルコールは適量を守らないと、ワインでも過度な飲酒になり様々な弊害を及ぼしてしまいます。アルコール度数の低いワインであれば、1週間に小さなグラス11杯分程度が適量とされています。また、アルコールの分解には身体への負担が懸念されるため、アルコールを摂取しない日をつくることも大切です。