緑茶

緑茶には体に良い影響を与える成分が多く含まれています。そのため、毎日の生活に緑茶を取り入れることが健康の維持に効果的です。また、緑茶は糖尿病の要となる血糖値を低下させ、2型糖尿病発生リスクの低減などの効き目も明らかになっています。とはいえ、「具体的にはどのような効き目があるの?」と感じる方も多いでしょう。

緑茶がもたらす健康メリットや糖尿病の症状を抑える働きについてご紹介します。

緑茶の健康効果とは

緑茶

コレステロール・体脂肪の低下

緑茶を飲むと渋みを感じるのは緑茶の主成分、ポリフェノールの一種「カテキン」が含まれているのが原因です。

人間の生命維持に必要なコレステロールには、体内組織からコレステロールを回収する「善玉コレステロール」と体内組織にコレステロールを運ぶ「悪玉コレステロール」の2種類があります。

悪玉コレステロールが平均値以上に蓄積されると、心筋梗塞や脳卒中の発生リスクが高まりますが、カテキンは血中の悪玉コレステロールだけを吸収する優れた働きを持っています。またカテキンは、肥満につながる体脂肪の吸収を抑える役割も果たします。

抗酸化作用

細菌の感染防御や免疫機能を保つ大切な役割を担う活性酸素は、増えすぎると生活習慣病の発生や老化現象を促進させます。

人間の体には活性酸素の増加を抑制する酵素を生み出す力がありますが、およそ40代以降になると酵素を作り出す力が弱くなり、健康維持や若々しさを保つのが難しくなります。

緑茶に含まれているカテキン、ビタミンC・ビタミンE・βカロテンなどのビタミン類は、活性酸素を除去する作用があります。

疲労感回復

勉強や仕事中に眠気を感じたり、集中力が続かなくなったりしたら脳が疲れているサインです。

緑茶に含まれているカテキンやカフェインには、疲労感を回復させる効果が期待できます。カフェインが多く含まれるのは若い芽で茶葉が作られている緑茶のため、疲労感回復を目的にするなら抹茶や玉露がよいでしょう。

またカフェインを効率的に抽出するならお湯の温度を約80度に設定すると、覚醒効果があらわれやすくなります。

リラックス効果

緑茶には4種類のアミノ酸が含まれており、そのうちの約4割以上を占めるのが「テアニン」です。

テアニンを摂取すると脳内ではリラックスしているときに発せられるα波が出ると同時に、副交感神経が活性化します。ストレスや緊張した状態で活性化する交感神経に対し副交感神経が優位になると、体温の上昇・血圧の低下・免疫力の上昇・血行促進などの体の変化があらわれます。

緑茶に含まれるテアニンはリラックス効果をもたらすと同時に、ストレス解消・睡眠の質の改善などにも効果を発揮します。

緑茶は血糖値を下げることができる

近年の研究結果では、緑茶が血糖値を下げる働きがあることが判明しています。これは緑茶に含まれているカテキンによる血糖値の上昇を抑える働き、カフェインによる筋肉の脂肪燃焼・基礎代謝の促進などが要因と考えられています。

また緑茶に含まれているテアニンにより、糖尿病の約90パーセントが該当する2型糖尿病の発症の軽減効果もあると明らかになっています。慢性的に血糖値が上昇した症状が続く糖尿病のリスクを軽減させるためには、日常的に緑茶を飲用し、最低でも1日に2杯以上の緑茶を飲むことが効果的です。

血糖値を下げる飲み物は
他にどんなものがある?

緑茶の選び方

健康維持や血糖値を抑える目的で緑茶を飲むなら、選び方にもこだわりたいもの。

緑茶には、玉露・煎茶・抹茶・ほうじ茶・番茶などの種類があります。(ほうじ茶と共通点の多い麦茶は大麦を原料としているため、緑茶の種類には入りません)

緑茶を飲用するなら、味や香りなど自分の好みに合う継続して飲めるものを選びましょう。ただし、カフェインに弱い方・妊婦・子供・ご年配の方の場合は、カフェイン含有量の少ない玄米茶やほうじ茶がよいでしょう。

店員のアドバイスを聞きながら緑茶を選ぶなら、緑茶が光や外気にさらされることなく商品管理され、商品の回転が早い専門店がおすすめです。またスーパーやコンビニで茶葉を購入するなら、パッケージに記載されている原産地や賞味期限などの一括表示をよく読み、緑茶の商品特徴を理解した上で購入しましょう。