コーヒー

嗜好品として、眠気覚ましとして定番のコーヒーは、リフレッシュの他にもいくつかの健康効果が期待されています。病気の予防からダイエット効果まで、幅広いコーヒーの効果についてご紹介します。

コーヒー

コーヒーの健康効果とは

抗酸化作用

コーヒーに含まれている成分の一つとして、ポリフェノールが挙げられます。コーヒーに含有されるポリフェノールの「クロロゲン酸」は抗酸化作用といって、細胞を酸化させる「活性酸素」の働きを抑制させる働きを持っています。抗酸化作用の働きではシミやしわといった肌細胞の老化や、身体機能を構成する細胞そのものの老化を防ぎ、体を健康で若々しい状態に保つ効果が期待できます。

コーヒーを飲む習慣はポリフェノールの働きである抗酸化作用によって、体の老化防止効果に繋がるでしょう。

動脈硬化や心臓病の予防

動脈硬化は血管が硬くなり、血液の流れが妨げられる病気のこと。動脈硬化になる身体は心臓病や高血圧など様々な生活習慣病を引き起こすリスクがありますが、コーヒーに含まれるクロロゲン酸はこれらの病気リスクを低下させる効果が期待できます。クロロゲン酸の抗酸化作用は、悪玉コレステロール(LDL)の酸化を防ぎます。そのため、悪玉コレステロールが原因で起きる動脈硬化や心臓病などの病気予防に繋がるのです。

肝臓がんの発症リスクを下げる

コーヒーを毎日飲む人とそうでない人とを比べた結果、前者では肝臓がんの発生リスクが半減する可能性が確認されました。国立がんセンターの研究です。この研究結果の詳細な理由や因果関係は詳しく判明されていませんが、現在も研究が続けられているほど有用なデータとして扱われています。

脂肪燃焼効果

ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸には、脂肪燃焼効果があることも確認されています。定期的にコーヒーを摂取し続ければ、脂肪を燃焼しやすい「痩せやすい」と言える体質に近づく効果が期待できるでしょう。コーヒーの代名詞ともいえる「カフェイン」にも同様、脂肪代謝の働きが確認されています。カフェインありのコーヒーであればクロロゲン酸との相乗効果で高い脂肪燃焼効果が、カフェインレスであってもクロロゲン酸単体での脂肪燃焼効果が期待できるというわけです。

コーヒーは100mlあたり4kcalとカロリーも低めですから、ダイエット中に適した飲み物です。ただし牛乳や砂糖を入れることでカロリーが跳ね上がるため注意が必要でしょう。

コーヒーは血糖値を下げることができる

日本人には2型糖尿病が多いとされていますが、コーヒーには血糖値の上昇を抑え、糖尿病を予防する働きが期待されています。実際に2002年、オランダから世界初のコーヒーと糖尿病に言及する研究が報告され、「コーヒーを1日7杯以上飲む人は、1日2杯未満の人に比べて、2型糖尿病の発症リスクが半分以下になる」との内容が発表されました。

国立国際医療研究センターでも同様に、2009年に発表した研究で「コーヒーを飲む回数が1日3~4杯」の人は「ほとんど飲まない」人に比べて、2型糖尿病の発症リスクが男性で17%、女性で38%低下することがわかりました。

血糖値を下げる飲み物は
他にどんなものがある?

どのくらいまで飲んでもいいのか

多岐にわたる健康効果が期待できるコーヒーですが、カフェインの摂りすぎはかえって体調不良を招きます。カフェインは中枢神経に働きかけるため、大量摂取で不眠症や心拍数の増加、高血圧を引き起こすリスクがあります。カフェインには眠気や疲労を抑える働きがありますが、これもカフェインの中毒性を引き起こすリスクの一つです。欧州連合の欧州食品安全機関では、通常のコーヒーであれば1日のカフェイン摂取量は4~5杯程度が適量とされています。