糖質オフなら大丈夫だよね…?

糖質オフビールで血糖値の変化を検証した男性

毎日のようにビールを飲んで膨らんでいったお腹。40歳を過ぎてからは、もうどうやっても落とせなくなってしまいました。病院では血糖値や血圧の高さを指摘され、お酒を控えるように注意を受けています。糖質オフだったら血糖値上がらないんだよね?言い訳するために検証しました。

「糖質オフのビールなら糖尿病にならない」を検証

血糖値が上がる原因は、豊富に含まれている糖質!ということで、糖質オフのビールなら血糖値の変化は少ないのか、血糖値を計って検証してみました。完全糖質ゼロは美味しくないので、まだ美味しく飲める70%オフキリンビールで!

糖質オフビールを飲む前の血糖値は…

糖質オフビールを飲む前の血糖値

85mg/dL。お腹ペコペコ状態なので、まずまずの数値ですね。空きっ腹にビールを流し込みます。本当はおつまみが欲しいところですが、純粋にビールでどう変わるのかを見てみようと思います。飲んでから30分後の数値を計りました。

糖質オフビールを飲んだ後の血糖値は…

糖質オフビールを飲んだ後の血糖値

血糖値は108mg/dLまで上昇しました。まったく上下しないと思っていましたが、少しは上がるんですね。糖質ゼロではなくオフを選んだからかもしれません。毎日2~3缶は軽くあけてしまうので、そこまで血糖値の上昇を抑えられる訳ではないのかもしれませんね。

糖質オフのビールを飲もうとしているあなたに
医師から一言

二木昇平(ふたきしょうへい)医師

二木皮膚科院長・虎の門診療所副院長を兼任。漢方専門医として健康食品による糖尿病予防について各種メディアで情報を発信している。

「糖質オフだから糖尿病予防になる」は間違い

糖質オフとはいえ完全に糖質がないわけではありません。飲み過ぎれば糖質の摂り過ぎになる可能性があるので注意しましょう。知らずに摂取し続けていると肥満に繋がったり、血糖値が上昇して糖尿病のリスクが上がります。また、健康増進法に基づく栄養表示基準によって、100mlあたりの糖質が0.5g未満であれば「糖質ゼロ」を謳えるようになっています。完全にゼロではないので、こちらも注意しましょう。

疾患リスクを避けるには、1日の糖質を130g程度に抑えるのがおすすめです。糖質オフ・糖質ゼロのお酒を選ぶ際も、この上限を超えていないか確認してください。

糖尿病とビールとうまく付き合う方法を調べてみました

飲むなら食べる

アルコールだけを摂取すると血中のアルコール濃度が急激に上がり、肝臓に大きな負担をかけてしまいます。それをできるだけ抑制するために大切なのは、飲むなら必ず何かを一緒に食べることなのだとか。一度に摂取するお酒の量が少なくなるのはもちろん、食べ物があることで胃や腸からの吸収スピードが穏やかになります。お酒を飲むことを目的にするのではなく、食事をより楽しむための手段としてお酒を取り入れる、という考え方が良いみたいです。

安易に糖質ゼロを選ぶのは危険

実は「糖質ゼロ」の商品、両手を挙げて健康に良いとは言えません。それは甘味を出すために合成甘味料である“アセスルファムカリウム”が添加されているケースが多いためです。砂糖の約200倍の甘味があると言われ、体内で分解されずに全身を巡ります。これが肝臓や免疫力を低下させるリスクがあると言われています。糖質ゼロに加え、人工甘味料がゼロであるかどうかにも注目しましょう。また安易に糖質ゼロを選ぶのではなく、アルコール量を調節する努力が大切です。

糖質オフも糖質ゼロも怖い…結局スタンダードが一番?

糖質オフを免罪符にしたくて検証してみましたが、嫁を納得させられるような結果は得られませんでした。個人的には味のほうも、やはり普通のビールと比べてしまうと物足りなさは否定できません(結局このあと普通のビール飲んじゃったし)。

どうせ血糖値が上がるなら、これからもビールを飲もう。太く、短く、生きよう。そんな決心を固めました。

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